メチルイソブチルケトンを用いるアルミニウム,ビスマス,クロム,コバルト,銅,ニッケルおよびセレンからの微量テルルの分離
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概要
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メチルイソブチルケトンでテルルを抽出する際,その抽出率はテルルの量の減少とともに増大し,微量のテルルは4.5<I>N</I>塩酸溶液から定量的に抽出される(Table I, Fig. 1).一方,この条件でアルミニウム,ビスマス,コバルト,銅,クロムおよびニッケルは抽出されない.セレンの抽出率は4.5<I>N</I>で15%,6<I>N</I>で33%である(Table II).前述の諸イオンからテルルの分離係数を求めた(Table III).<BR>アルミニウム,ビスマス,コバルト,銅,クロムおよびニッケルからのテルルの分離には6<I>N</I>塩酸溶液から,セレンについては4.5<I>N</I>塩酸溶液から抽出を行なった.テルルを抽出した有機相は同じ濃度の塩酸10m<I>l</I>で3〜5回洗浄した.<BR>本法により微量のテルルを多量の上記イオンから定量的に分離できた.
著者
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