食育の観点からみた箸の持ち方と食事マナー
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,学生の箸の持ち方の実態を把握し,受けた指導や食事マナーに対する意識との関連を明らかにすることである。写真撮影法により,87名の女子学生の箸の持ち方を分類した。伝統群は60.9%,その他非伝統群は39.1%あり,多くの女子学生が伝統的な持ち方を身につけていないことがわかった。非伝統群の箸の持ち方は6種類に分類できた。伝統群は幼児期から長期にわたり父母の指導を受けており,伝統的な箸の持ち方が習慣化した。一方,非伝統群は指導を受けた時期が遅く,指導期間も短期間であった。幼児期までに伝統的な箸の持ち方を継続的に教育する必要性が示唆された。伝統群は非伝統群より箸の正しい持ち方や家族揃って食事をすることの大切さに関して有意に(p<0.05)意識が高かった。両群ともに伝統的な箸の持ち方を次世代に継承したいと考えていた。
- 2010-08-05
著者
-
山内 知子
名古屋女子大学短期大学部
-
小出 あつみ
名古屋女子大学
-
山本 淳子
名古屋女子大学
-
大羽 和子
中部大学
-
大羽 和子
名古屋女大・家政
-
小出 あつみ
名古屋文化短期大学
-
山内 知子
名古屋女子大学
関連論文
- 食育の観点からみた箸の持ち方と食事マナー
- ブロイラー胸肉の遊離アミノ酸含有量と肉の軟化に及ぼすブロメライン処理効果
- 鶏肉の貯蔵・加熱調理に伴うヒスチジン含有ジペプチド(アンセリン・カルノシン)およびDPPHラジカル捕捉活性の変化
- ジャガイモ塊茎の生育および冷却貯蔵に伴うビタミンC量および合成酵素活性の変化
- ジャガイモ塊茎のビタミンC含量およびその合成酵素活性に及ぼす貯蔵温度の影響
- きゅうりのスライスおよび塩漬けに伴うビタミンCおよびその酸化酵素活性の変化
- 塩漬け野菜におけるビタミンC減少のメカニズム
- 新鮮ハーブのビタミンC量、DPPHラジカル捕捉活性およびポリフェノール量
- 魚肉冷蔵中のATP関連物質の分解に対する塩類の抑制効果
- カレーの機能性
- スプラウト類のビタミンC量,ラジカル捕捉活性および豆苗子葉部の調理性
- インドカレー,洋風カレーのラジカル捕捉活性および嗜好特性
- 東海地区における食材・食べ物の廃棄の実情と食スタイルの実態調査
- オレガノ葉のポリフェノール化合物
- 緑豆もやしアスコルビン酸オキシダーゼの部分精製および塩類による活性阻害の様式
- 食の安全性に関する意識調査および食中毒予防の実態調査
- 黒緑豆もやしアスコルビン酸オキシダーゼの主要アイソザイムの精製と塩類による阻害様式
- 大根3品種のVC量およびその合成・酸化酵素活性の貯蔵中の変化
- 食品成分の変化に関する酵素学的・調理科学的研究(平成14年度 学会賞受賞記念論文)
- 食塩によるポリフェノールオキシダーゼ活性の阻害メカニズム
- 市販新鮮野菜および惣菜のビタミンC量 : HPLCポストカラム誘導体法による定量値
- 莢付き未熟豆の冷却貯蔵にともなうビタミンC量の変化
- 新鮮野菜,冷凍野菜および市販惣菜のビタミンC量 : DNP比色法とHPLC法による定量値の比較
- 若い調理科学研究者に期待する
- 塩類によるアスコルビン酸オキシダーゼの阻害メカニズムの解明
- 新鮮ハーブの抗酸化性とポリフェノール量の相関性 : 第1回 近畿支部, 東海・北陸支部合同研究発表会
- ヒドラジン比色法およびHPLC法で測定した市販の新鮮野菜および加工調理済野菜のビタミンC量
- ブロイラー胸肉の遊離アミノ酸含有量と肉の軟化に及ぼすブロメライン処理効果
- Mung bean の発芽に伴うアスコルビン酸及びその合成・分解酵素活性の変動 : 植物
- 馬鈴薯のL-ガラクトノラクトンデヒドロゲナーゼの精製と性質 : 酵素
- 野菜の塩漬けに伴うビタミンCの減少機構 : 東海・北陸支部 第1回研究発表会講演要旨
- 塩類が野菜の酸化酵素を阻害するメカニズムの解明
- カット野菜のビタミンC量およびその合成・酸化に関与する酵素の活性
- 遺伝子工学的手法を用いたビタミンC高含有野菜の作出
- サツマイモ L-ガラクトノラクトンデヒドロゲナーゼ遺伝子の発現
- 食育の観点からみた箸の持ち方と食事マナー
- 食材の調理と健康増進(記念シンポジウム,創立40周年記念)
- 東海・北陸支部の活動報告(支部活動,創立40周年記念)
- 真空調理に伴う植物性食品の抗酸化機能成分の変化
- ロースト鶏腿肉の理化学特性および嗜好特性
- 生野菜のおいしさと健康維持機能 (特集 生食の美味しさと安全性確保)
- エミュー卵の調理特性
- 松永澄夫著, 『食を料理する哲学的考察』, 四六版, 269ページ, 定価2,000円+税, 東信堂
- 東海地方におけるさといもの葉柄と菜豆の利用状況
- B-6 油脂を熱媒体とした野菜の加熱調理とビタミンC量(第2回 東海・北陸支部,近畿支部合同研究発表会)(支部だより)
- 油脂を熱媒体とした野菜の加熱調理とビタミンC残存量
- 魚肉だんごの素材になるすり身の品質制御 : 低温貯蔵中の品質劣化に対する食塩の抑制効果
- キス魚肉の貯蔵に伴うたたきだんごの特性変化
- 米団子の物性が高齢者の嗜好性および咀嚼回数におよぼす影響
- エミュー卵の調理特性
- エミュー卵の調理特性
- 60歳以上の肥満群と非肥満群の体重変化と生活習慣に関する比較
- 高齢者の咀嚼能力と食事摂取状況の関連
- 幼児の食行動の現状と虫歯とデンタルケアの関連
- 運動習慣を有する高齢女性の栄養摂取状況および身体活動状況
- 名古屋コーチンの調理及び調味操作に関する嗜好調査
- 冷凍食品に関する研究(第2報) : 冷凍食品の配送・販売・消費過程における品質管理について
- 名古屋コーチンの年代別嗜好性及び調理性の実態調査
- 漬け込み操作による名古屋コーチンの消臭効果及び嗜好性
- 名古屋コーチンの調理方法及び添加調味料による食嗜好研究
- 調理科学と酵素
- 未熟豆の冷却貯蔵にともなうビタミンC量の変化に及ぼす莢の影響
- ルイボスティの利用に関する調理科学的研究
- 健康茶ルイボスティの嗜好特性
- 大豆素材添加食パンの製パン性, 物性および食味特性
- 食パンの物性および食味特性に及ぼす緑黄色野菜粉末添加の影響
- いちじくジャムといちごジャムの食味特性と嗜好性の比較
- いちじくワインの食味特性と嗜好性
- 大根の品種および部位別VC含有量に及ぼす貯蔵温度の影響 : 東海・北陸支部 第1回研究発表会講演要旨
- 麺の食味特性・物理特性に及ぼす生地の脱気およびα化処理の効果
- 野菜類のアスコルビン酸オキシダーゼ活性(植物-代謝, 代謝調節-)
- 麺(うどん)のおいしさを決定する要因 : 官能評価による解析
- ジャガイモ塊茎の冷却貯蔵および切断に伴う活性酸素消去系酵素の活性変動
- 循環型社会を目指す食の営みを!
- 野菜の切断・放置, 生食調理に伴うビタミンC量およびアスコルビン酸オキシダーゼ活性の変化
- 煮熟条件が煮熟黒大豆の物性に与える影響
- クマリン類の生合成
- 家族構成が女子学生の食習慣と海草類に関する摂取状況および健康効果意識に及ぼす影響
- 新鮮野菜のアスコルビン酸オキシダーゼ
- 貯蔵,切断および加熱調理に伴うジャガイモのビタミンC含量の変化
- VII. 私の考える調理学 : 未来の展望,提言を含む
- 新鮮野菜および調理野菜の食する時点におけるビタミンC量
- 魚肉冷蔵中のイノシン酸分解に関与する2酵素に対する塩の阻害様式
- 魚肉すり身
- 中麺の食味特性・物理特性に及ぼす生地の脱気およびα化処理の効果
- 新鮮野菜および調理野菜の食する時点におけるビタミンC量
- 食材への切り込み操作が高齢者の咀嚼回数と嗜好性に及ぼす影響
- 罹病植物におけるファイトアレキシン生成・蓄積機構の酵素学的研究
- カレーの機能性