センサの位置状態を考慮しない3軸加速度計からの運動量推定

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
日常生活における運動量を計測するために,加速度計を用いた運動量推定機器が多く開発されるようになった.これまで多くの運動量推定機器は,腰に装着していたが,女性の利用や軽運動中の測定など腰に装着しづらい場合も考慮し,胸ポケットや腕まわりなど,加速度計をいろいろな場所に装着しても運動量を計測できるものが開発されてきている.しかし,これらのいわゆるポジションフリーでの運動量推定の精度は,いずれも機器の装着状態の変化による誤差の影響で十分とは言えない.そこで,本研究では腰部装着時の運動強度を正解ラベルとして,パターン認識を行うことで加速度データを5段階の運動強度に分類した.さらに,装着位置ごとに学習し,装着位置情報をもとに推定モデルを切り替える手法を考案した.本手法を用いることで高精度な運動量推定結果を得ることができた.
2009-03-04

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク