脈波解析応用による心拍変動推定

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概要

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コンピュータの高性能小型化と各種のセンサーの開発により、生体からの情報を計測し、これを解析することにより、人間の生活のいろいろな場面で活用していこうというニーズが高まっている。特に、高齢者の健康状況モニタリングや、ITSといった分野などでは、その応用が期待されている。そこで、本研究は大掛かりな計測装置を用いることなく、できるだけ簡易に計測できる脈波計を用いて得られた脈波をもとにした、生体情報の解析手法構築を目指したものである。脈波は従来の不整脈診断に用いられる心電計と比べてノイズがのりやすく、計測時の身体の動きなどによって脈波に乱れが生じるため、その解析手法が未だ確立されていない。本研究では簡易計測された脈波データのノイズ除去や脈拍解析をComplex Demodulationを用いて行い、脈波からの心拍変動の推定を試みた。安静時における脈波からの心拍変動を推定したところ良好な結果を得ることができた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-12-06

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