介護業務のための安全でバリアフリーな情報共有基盤 : 介護現場知の知識共有・情報連携のための介護・医療情報共有地域ポータル

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概要

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近年の急速な高齢化に伴い、在宅介護サービスの重要性が高まりニーズが拡大しているが、介護事業者による在宅ケアの人的サービス品質は急速なニーズに適合できず質的な不均衡が生じている状況である。特に在宅ケアサービスでは、多様な専門職により多地点で分散的にサービス提供されるために、従事者間の様々な情報共有がサービス品質維持に求められる。本研究開発では、介護サービスの質的向上と標準化を目指した、在宅ケアサービスにおける現場知のバリアフリーな知識共有を達成するために、現行の紙文書を効率的に電子化する「介護カード方式」によって、現場で収集される暗黙知を形式知として獲得し、さらに、介護従事者間の知識共有としてのオンラインモニタリング、情報連携としてのオンラインコンファレンスにより、形式知から組織知を精錬・醸成するフレームワークとして「介護・医療情報共有地域ポータル」をセキュアに構築した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2008-11-06

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