化学物理情報及び感性感覚情報からの味覚嗜好の推定

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概要

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われわれは複雑な味覚メカニズムの工学的な利用・解明を目標として、ニューラルネットワークを用いた味覚情報処理モデルの開発を試みてきた。本研究では、その中でも嗜好評価の流れに着目し、人間の嗜好を評価するニューラルネットワーク味覚情報処理モデルの開発と、開発したモデルの応用例として、学習済みのニューラルネットワークから、嗜好評価を高くするような感性パラメータの推定法を提案し実験を行った。モデルの開発では、嗜好評価における味覚受容器や脳の役割をニューラルネットワークによって代行させ、企業が莫大な時間と労力を費やして行っている官能検査を、計算機上で実行できるようなシステム開発の可能性を示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-12-01

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