ニューラルネットワークによる専門医の心電図注目部位推定
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概要
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現在の循環器の分野において心電図は、心臓疾患の診断では不可欠な検査となっている。しかし、その波形解析は今なお専門的な知識を必要とし、一般の医師では読図困難な波形もたくさんある。一方でコンピュータの発達は、マイコン心電計など心電図の自動診断技術の向上につながっている。我々のグループでは以前よりコンピュータを用いた心電図認識を行ってきており成果をあげている。本研究では、ニューラルネットワークを用いて前壁心筋梗塞の学習・識別を行い、バックプロバゲーションと忘却付きアルゴリズムの併用により、専門医が心電図のどの部分に注目しているのかを解析した。この結果理論的に述べられている事と同様の内容をニューラルネットワークを用いたコンピュータシミュレーションからも導くことができ、本システムの有効性が示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-18
著者
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岩田 彰
名古屋工業大学大学院
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小栗 宏次
愛知県立大学 情報科学部 情報システム学科
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山内 一信
名古屋大学大学院医学系研究科医療管理情報学
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山内 一信
名古屋大学大学院 医学系研究科 医療管理情報学
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山内 一信
名古屋大学
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岩田 彰
名古屋工業大学
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小栗 宏次
愛知県立大学情報科学部地域情報科学科
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小栗 宏次
愛知県立大学情報科学部
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黄 潔
名古屋工業大学電気情報工学科
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小栗 宏次
愛知県立大学
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