高齢者在宅データ遷移確率に基づく生活リズム変動解析(高齢者データ処理コンテスト)

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概要

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本稿では独居高齢者を対象として、健康管理、健康支援のため家電や部屋の扉に取り付けられたセンサを用いて、被験者の体調が悪化した日を推定する手法について提案する。我々は与えられたセンサ24個分のデータを時刻順に並べると、特定のセンサの組が集中して出現することに注目した。そこで、あるセンサから別のあるセンサヘと遷移する確率を調べ、センサ遷移表を作成した。センサ遷移表を基に遷移のパターンを調べると主に3つの行動パターンに分類することができた。さらにここから被験者の体調を推定するため、毎日の行動パターンの構成比変動を生活リズム変動として解析を行った。生活リズム変動は繕かな振動を伴って変化するためそのままでは特徴をつかみにくい。そこで被験者の生活単位を1週間と仮定して、7日毎の最小二乗近似直線を当てはめた。これにより被験者の体認変化の兆候の検出に成功し、体調を崩し始めた日の推定が可能となった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-03-10

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