外耳道伝達関数補償のためのDSP適応逆フィルタの検討
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概要
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イヤホン受聴における頭外音像定位は,受聴者の所望の空間位置に音像を定位させることが可能である.しかし,頭外音像定位を高い精度で実現するには,受聴者本人のECTFの逆特性で音響伝達系を補償する必要がある.本報告において,伝達関数の測定,計算を行わずに適応逆フィルタを用いて受聴者のECTF補償を行った。また、その適応処理をDSPへ実装し提案システムの有効性について検討を行った.結果として,提案システムにおける適応逆フィルタにおいて安定な収束特性が得られ,DSPを用いた高い精度での頭外音像定位の実現の可能性が示唆された.
- 2007-10-12
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