複数マイクによる音声収音法の検討
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概要
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近年,テレプレゼンスシステムに関する研究が盛んに行われている.このシステムを実現するために,送話側においては,話者位置推定,話者音声の高音質収音を実時間処理で行う必要がある.本報告では,室内騒音下において,音声を収音する最も簡単な方法である,話者に一番近い1本のマイクを選択するマイク選択方式と,各マイクの音源信号の遅延が一定になるように遅延を付加した後に加算する遅延和アレー方式を,理論,シミュレーション,実験により比較した.この結果から,多くのマイクがないと遅延和アレー処理を行ってもあまりSNRが改善されないということがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-10-28
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