話者の頭部回転による伝達関数変動(電気音響, 音響一般)
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概要
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拡声通信会議では, 話者の移動や頭部回転によって高品質な通話を維持できなくなる可能性がある.そのため, 話者の移動に伴う話者から机上マイクまでの伝達関数の変動を把握することは重要である.本論文では, 話者の頭部を球殻音源で近似し, 球殻音源の理論解析及び作製した球殻音源とHATS(Head And Torso Simulator)を用いた実験に基づいて, 頭部回転による伝達関数の変動について述べている.結果として, 球殻音源の計算結果と実験結果がよく一致し, 頭部回転により伝達関数の高域が減衰することを示している.また, HATSの実験結果から, 胴体が伝達関数の変動に影響を及ぼすことを明らかにしている.更に, 胴体も剛球で近似したスノーマンモデルでの検討も行っている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-04-01
著者
-
穗刈 治英
長岡技術科学大学
-
島田 正治
長岡技術科学大学
-
穂刈 治英
長岡技術科学大学
-
杉山 精
東京工芸大学
-
杉山 精
東京工芸大学大学院工学研究科
-
島田 正治
長岡技科大
-
杉山 精
東京工芸大
-
嶋津 佳延
長岡技術科学大学
-
杉山 精
芝浦工業大学
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