女子学生の食に関連する生活について(第1報) : 居住形態別による比較

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若年単身女性特に***の食生活について、自炊生を中心に実態調査を行った。その結果次のような知見を得た。1)身体および生活状況では、睡眠は概ね取れているが、就寝時間が遅い。平日の起床時間は自宅生は6〜7時、自炊生と寮生は7〜8時ごろである。ここ1年間の体重は自宅生、自炊生、寮生共に「変わっていない」と答えているが、実際には体重の増減は起こっている。運動習慣は無いものが多い。酷い便秘症はないが、便通が毎日ないものが多い。便秘と水分摂取量が関係があると考えられる。2)食習慣の中で、全体的に朝食の欠食が少なく、摂食回数は「3回」取っているものが多い。しかし、欠食者は毎食とるものに比べて、清涼飲料水を多く取ったり、食事をパンヤピザなどで済ませているものが多かった。3)「食事が美味しい」と多くのものが答えているが、体重の減少したものは「いいえ」「時々」が多かった。4)食事に対する意識は「3食食べるようにする」「間食に注意する」「食べ過ぎないようにする」が多かった。5)自炊生の食品摂取状況は油物は少なく、肉類が多く、卵は1日おきで、大豆製品の摂取は少なく、牛乳は殆ど飲まず、野菜類は普通に摂取している。全体では油物を多く摂取しているものは体重の増加があったと回答したものが多かった。食事の回数と油物や魚・肉類の摂取と関係があり、毎食取っているものはその摂取も多かった。魚類と肉類では肉類の方を好んで摂取している。野菜類は種類に関係なく、好きと嫌いが明確であった。6)全体的に主食類の加工食品の利用は少なかった。7)昼食の状況は自宅生に弁当が多く、自炊生は20%弱であった。主食は御飯物が多く、昼食代は300〜400円位掛けているものの割合が高かった。8)好みの料理は肉類が主材料のものが多く、野菜だけのものは嫌いな料理に挙げていた。
九州女子大学・九州女子短期大学の論文

女子学生の食に関連する生活について(第1報) : 居住形態別による比較

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