パターン指向オブジェクト間協調計算モデルについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在, アクタモデルなどいくつかの並行計算モデルが提案されているが, これらは並行計算にかかわる基本的部分だけをモデル化しており, オブジェクト間の協調動作, すなわち「実世界に存在するオブジェクトが各々どのような役割を担い, どのように協調し合っているか」という観点からのモデル化能力が弱い. 本稿で提案する「多様体モデル」は, 様々なオブジェクト間協調動作パターンをもつドメインが有機的に共存して1つのシステムを形成する計算モデルである. 多様体モデルにしたがうと, システム全体の動作を大成的かつ複眼的に理解することが容易になる. 本稿では, 特に, コーディネート型の協調動作に着目し, これを, 指示型, 調整型, 共同型などのパターンに分類すると共に, これらが記述できるプログラミング言語として「拡張Produce/1」を提示する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-05-21
著者
-
久野 靖
筑波大学大学院ビジネス科学研究科
-
大木 敦雄
筑波大学 経営システム科学専攻
-
久野 靖
筑波大学
-
鵜林 尚靖
(株)東芝:東大
-
大木 敦雄
筑波大学経営・政策科学研究科経営システム科学専攻
-
鵜林 尚靖
東京大学
-
大木 敦雄
筑波大学大学院ビジネス科学研究科
-
久野 靖
筑波大 大学院ビジネス科学研究科
関連論文
- モデル検査を用いた通信プロトコル二重化の検証(プロトコル,インターネット技術とその応用論文)
- ITクラフトマンシッププロジェクト : 小中学生によるドリトルプログラミング
- モデル検査を用いた通信プロトコル二重化の設計と検証(インターネットアーキテクチャ,一般,インターネットセキュリティ,一般)
- Nuts : ホワイトボックスコンポーネントアーキテクチャ
- ベクターコンポーネント : コンポーネント結合による差分プログラミング
- Nuts-柔軟な部品間結合をサポートするコンポーネントアーキテクチャ
- 分散仮想マシンを用いたオブジェクト指向プログラミング環境
- アクションゲーム記述に特化した言語
- 1.情報科学教育の重要性と情報処理学会の活動(未来のコンピュータ好きを育てる)
- 中学校におけるCSアンプラグドの授業提案