伝達関数を用いた電源電圧変動の計算手法

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概要

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高集積化にともない、電源電圧変動は重要な問題となってきている。本論文では、論理回路のスイッチングによって生じる電源電圧変動の評価を見積もる手法を考案した。伝達関数と雑音源のパワースペクトルを用いて平均的な電圧降下を見積もることにより、大規模なチップレベルでの電源電圧変動の解析が実用的な解析時間で可能となった。また、見積り手法の検証法として、電源電圧変動を測定する回路を試作した。この回路の出力はサンプリング型電圧比較回路を用いたデジタル値であるために、アナログで出力する回路に比べて測定系で混入するノイズの影響は受けにくいという利点を持つ。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-03-02

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