マルチエージェントを用いたグループ学習支援と討論構造外化について

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概要

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本研究では,グループ討論を通じて学習者に自らの知識を補完したり,見直す機会を与えることで発見的な学習を行わせることが目的である。このような共同学習環境を実現するために,本研究では,マルチエージェントによる学習者支援と,討論構造を外化するためのインタフェースからなる学習環境を提案する.この為に,個々の学習者と討論参加者全員の理解状況を把握するための四種類のモデル,各学習者の理解・討論の進行を支援するための二種類のエージェント,学習者の推論過程・学習者同士の討論構造を把握するための外化機能をもつインタフェースを提供する.外化インタフェースを用意することにより,学習者等が発言した内容を,図式化して示すことができ,これにより,学習者への認知的負荷を軽減させ,討論を円滑に行うことができる.また,人間である学習者とシステム内のエージェント間で共通の認識を得ることができる.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-11-19

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