ソフトウェア開発における基本事項の理解と確認をする遠隔教育システムの試み(collaborationとagent技術/一般)

概要

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ソフトウェア開発の大規模化に伴い, 単独でシステムを開発することはほとんどなく, 複数人でシステムの開発を行っている. しかし, 大学の授業ではソフトウェア開発について体験して学習するのではなく, 講義で行うことが多い. そのため, 学生は実践して学習できないので理解しづらい. そこで, 我々はソフトウェア開発について基本事項をシステムにより理解と確認をさせ, 理解していない学生に対して理解を支援することが必要だと考えた. そして, 学部による授業だけでは効果的に身につかない設計の方法, 仕様書の書き方, プログラミング, モジュール結合について理解させるコンテンツを作成すると共に, また理解度を確認する遠隔教育システムの開発を試みた. また, コミュニケーション機能やランキングにより成績を表示する機能, スケジュールに基づいて学習を促すメールを配信する機能をサポートした. そして, 基本事項の習得をチェックし, 理解の支援を行うシステムを開発したので報告する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-02-26