アモーダル補完及び奥行情報の復元を行う神経回路モデル
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概要
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2次元画像においてあるパターンが別のパターンによって遮蔽(へい)されている場合,被遮蔽部の輪郭の知覚にはパターンの可視部分が与える局所的情報が大きく影響を及ぼすことが視覚心理学で明らかにされている.この事実に基づき,本研究ではパターン可視部における輪郭と同じ曲率の曲線で遮蔽された輪郭を復元し,そしてT-junctionの与える局所的相対奥行情報をパターン全域に伝搬させることで各物体の相対奥行情報の復元を行う視覚系神経回路モデルを提案する.コンピュータシミュレーションにより複数の重なり合ったパターンが呈示されるときにモデルが遮蔽された輪郭を復元し,各パターンの奥行を復元できることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-09-25
著者
-
菊池 眞之
東京工科大学コンピュータサイエンス学部
-
福島 邦彦
大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム人間系
-
福島 邦彦
関西大学総合情報学部
-
菊池 眞之
筑波大学電子・情報工学系
-
穴田 浩一
(株)ワールド
-
福島 邦彦
電気通信大学電気通信学部情報通信工学科
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