初期視覚におけるborder-ownershipの表現機構のモデル
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
初期視覚領野に, 輪郭が帰属する物体が輪郭に対しどちら側であるかをエンコードする細胞が存在する事をZhouらは生理実験により発見し, そのような表現様式をborder-ownership codingと呼んでいる(Zhou et al., 2000). 本研究では, パターンの輪郭の曲率, L-junctionにおける角度などの局所的情報をもとに, 大域的属性であるownershipを決定する初期視覚の神経回路モデルを提案する. コンピューター・シミュレーションによって, 提案するモデルがZhouらの知見に類似する反応を示すことを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-14
著者
関連論文
- 物体輪郭とスケルトンの認識率及びエンコーディング・コストの比較(視聴覚技術,ヒューマンインタフェース)
- 凹/凸図形のエッジの動きの統合(視聴覚技術,ヒューマンインターフェース)
- 空間的注意がアモーダル補完へ与える影響(視聴覚技術,ヒューマンインターフェース)
- 両眼立体視におけるゲシュタルト要因について(視聴覚技術,ヒューマンインターフェース)
- ヒューマンインフォメーション
- 物体輪郭とスケルトンの認識率及びエンコーディング・コストの比較
- 共線的なガボール・パッチ配置によるコントラスト検出閾低下の現象に与える図の知覚の影響の有無の検討 (ヒューマンインフォメーション)
- 運動統合の奥行次元依存性
- 3-1. ヒューマンインフォメーション(3.メディア情報,映像情報メディア年報)
- 視覚系における局所的及び大域的運動統合メカニズムの独立性