3次元凹凸構造が輪郭統合に与える影響について(視聴覚技術,ヒューマンインタフェース)
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概要
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3次元における凹凸輪郭が別々の神経細胞によってエンコードされる手がかりをpath-paradigmによる心理物理実験で調べた.刺激要素は視差勾配を有した2つの正三角形が一辺を共有したもので,正三角形内部にも視差勾配を有したドットを配置している.これらは3次元での折れ曲がった面構造である凹/凸構造を表現している.実験1ではpathの種類は凹構造のみ,凸構造のみ,凹/凸構造交互の3種類で,path以外の刺激要素の凹/凸構造はランダムである場合でのpath-paradigm実験を行った.その結果,凹凸交互は凹構造のみ,凸構造のみより検出率が低かった.実験2ではpathの種類は凹構造のみ,凸構造のみの2種類で,path以外の刺激要素は2次元位置と方位以外,path要素に一致させたpath-paradigm実験を行った.その結果,2種類のpathの検出率に差は無かった.これらの実験の結果より,凹刺激と凸刺激に別々に反応する細胞があることが示唆された.
- 2011-03-08
著者
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