輪郭統合に与える空間周波数変化の影響について
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概要
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位置・方位がランダムなガボールパッチ群の中から,滑らかな曲線に沿って配置されたガボールパッチ群(path)を検出することを課題とするpath-paradigmの実験により,初期視覚における輪郭統合の機能の様々な性質が明らかにされてきている.本研究では実験に用いるガボールパッチの空間周波数を単一ではなく様々なものを用意し,pathを形成するガボールパッチ群の空間周波数が隣接パッチ同士で滑らかに変化する場合とランダムに変化する場合とのpathの検出率の違いを調べた.その結果,前者のほうが検出率が高いことが明らかになった.この結果は位置,方位,曲率,奥行のみならず,空間周波数も滑らかに変化する輪郭ほど知覚され易いことを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-03-05
著者
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