パルス型神経回路モデルの自己組織化
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概要
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神経回路の学習仮説として, 競合学習説が提案されており, アナログ型の神経回路モデルにおいて, この学習説が有効であることはすでに数多く報告されている. パルス型細胞を用いた神経回路モデルにおいて, 側抑制とへブ学習を用いて自己組織化させると, 競合学習と同様の学習が期待できる. これを示すために, パルス型細胞モデルを使って, コグニトロン型の神経回路モデルを作成した. そして, 計算機シミュレーションにより, 側抑制とへブ学習を用いたパルス型コグニトロンであれば, 競合学習に基づいて自己組織化されるアナログ型のコグニトロンと同様の自己組織化が行えることを実証した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-15
著者
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