品質評価に基づくソフトウェア生産性評価法の検討
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概要
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ソフトウェアの生産性指標としては,従来,主として規模(ステップ数:LOC(Lines of Code))の工数に対する比が用いられている.この指標による生産性評価では,ソフトウェアの物理的な量に依存し,品質の程度には全く依存しないため,場合によっては不可解な評価になる.本論文では物理的な量だけでなく,ソフトウェアに関する広い意味での品質を明示的にとり入れた新しい生産性指標を提案する.さらに,その指標を実際のソフトウェアに対して試用し,その意義について論じる.本研究で得られた結果は以下のように要約できる.・従来指標よりも新指標の評価のほうが低くなる.・従来指標による評価と新指標による評価で順位が逆転することがある.・従来指標に比べて新しい指標のほうが開発者の実感に近い.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1997-01-15
著者
-
尾越 昌子
(株)日立製作所ビジネスシステム開発センタ
-
菅野 文友
東理大
-
大森 晃
東京理科大学
-
菅野 文友
帝京平成大
-
菅野 文友
東京理科大学
-
冨士 仁
NTTソフトウェア研究所
-
大森 晃
東京理科大学 工学部
-
尾越 昌子
(株)日立製作所
-
富士 仁
Nttソフトウェア研究所
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