間投詞的応答表現「はい」の発話行為論の枠組を用いた分析
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概要
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人間が言語を理解する過程・程度を調べるため,「はい」に代表される了解応答言語表現を発話行為論の枠組を用いて分析した.発話行為論の枠組に新たに「隠蔽された命題行為」を導入し,発話行為論の枠組によって「はい」の分析を行ない,「はい」の意味の多様性を,了解の過程・程度を軸にして考察した.そしていくつかの例文を分析し,発話行為論による「はい」の分析の妥当性を示した.一方,計算機処理を目指して,種々の遂行動詞について,「はい」と答えた時の分析を行なった.最後にオースティンの遂行動詞の分類に沿って了解の過程・程度について考察した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-07-21
著者
-
大森 晃
東京理科大学
-
土井 晃一
株式会社富士通研究所情報社会科学研究所
-
大森 晃
東京理科大学 工学部
-
土井 晃一
株式会社富士研究所コンピュータシステム研究所ドキュメント処理研究部
-
土井 晃一
富士通研究所国際情報社会科学研究所
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