接続節における要求表現:並列節と補足節
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
WWW上の日本語ウェブページが発信する情報のなかには,諸種の物事に対する要求も含まれている.要求の情報源としてWWWを利用するためには,日本語ウェブページに記述されている文からの要求抽出が重要な課題になる.この課題の克服に近づくためには,早計に方法論研究を行うのではなく,「文から要求を抽出するための言語学的基礎論」を整えていく必要がある.そのような言語学的基礎論の設定に向けて,(1)文レベルでの要求概念の定義,(2)所与の文が要求を表現しているか否かを判別するために必要な言語学的知識,がすでに与えられている.文から要求を抽出するための言語学的基礎論の一部として,さらに(3)複文における諸種の接続節における要求表現の可否や,要求を表現し得る接続節はどのような場合に要求を表現するのかに関する言語学的知識,が必要である.本論文では,諸種の接続節のうち並列節と補足節を取り上げて,上記(3)を明らかにした.
- 2010-07-15
著者
関連論文
- 要求概念の定義,および要求の態度
- 発話行為論に基づく要求獲得パラダイムの一提案
- 品質評価に基づくソフトウェア生産性評価法の検討
- 接続節における要求表現:並列節と補足節
- 要求概念の定義,および要求の態度
- 接続節における要求表現:連体節と副詞節
- D-009 ウェブページ分類用ジャンル体系の再利用適合性評価(データベース,一般論文)
- WSにおけるユーザ操作を記録・再現するツールORRIX : 技術的現状と課題
- B-021 Happened-Before関係による非分散マルチタスクプログラムに対する排他制御機構デッドロックの定義(B分野:ソフトウェア,一般論文)
- アイデア放出促進ツール「ブレーン・スクイーザ」の提案
- 展開図学習用電子教材「TENKAI」を利用した授業の学力面での教育効果の検証
- D-022 要求抽出のための言語学的基礎論 : 要求概念の定義,および要求の態度(データベース,一般論文)
- あいづちの有無の影響を知るための主観データに基づく会議の質の評価法と評価
- 日本語ウェブページを主観的か非主観的かに分類する分類器のジャンル領域拡大化能力の改善 : 実用的な分類器へ向けて(コンテンツ技術,Web情報システム)
- 日本語ウェブページに出現するムードの収集, および拡充したムード体系の提案
- C12 初等教育向け教材作成支援サーバーの構築と運用(セッションC1情報と教育研究,一般発表概要,第7回情報プロフェッショナルシンポジウム)
- あいづちが発想数に与える影響 : その実験と分析
- 確信度の改善を目的にした要求レビュー法
- 自然言語コーパスにおける概念のマーキングルールの設定
- 自然な発話における助詞「ね」とその後接表現
- 間投詞的応答表現「はい」の発話行為論の枠組を用いた分析
- 要求獲得法におけるオフライン法の提案
- 拡張言語行為論による了解の分析 : あいづち「はい」による了解の程度と過程
- あいづちを統制したコミュニケーションにおける助詞ねの頻度の変化
- ソフトウェア「要求機能実現管理表」による機能欠落低減効果の統計的検証
- ユースケースアプローチの改善
- オブジェクト指向開発手法における「関連の設計」 : 実装言語をC++とした場合
- オブジェクト指向設計のための新記法のCASEツール化構想
- C32 Webサービスを利用した教材製作技術の支援と評価(セッションC3情報教育,一般発表概要,第8回情報プロフェッショナルシンポジウム)
- C21 動画の振り返りによるプレゼン技術向上の提案(セッションC2情報システム・教育,一般発表概要,第9回情報プロフェッショナルシンポジウム)