文書全体の情報を利用した翻訳方式
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概要
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自然言語処理のひとつの応用としての機械翻訳システムは、現状では基本的に入力文書を文単位に区切り、一文ごとに翻訳処理を行う仕組みになっている。しかし、現行方式で行われている一文単位の翻訳処理では、自然言語が生来持っている、文脈に依存した曖昧性のために一文のみの翻訳結果としては適切であっても、文書全体として見たときには不適切な翻訳結果を生じてしまう可能性がある。ここで実際には一文単位の処理だけからは解消できない曖昧性を、文書の他の部分の情報から解消できる場合がある。本稿ではこの考えに基づいた翻訳処理方式の構想と現行の翻訳システムへの適用手法について述べる。
- 1990-03-14
著者
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天野 真家
(株)東芝 総合研究所
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天野 真家
(株)東芝
-
野上 宏康
(株)東芝 総合研究所
-
平川 秀樹
(株)東芝 総合研究所
-
田中 克己
(株)東芝関西研究所
-
平川 秀樹
(株)東芝研究開発センター
-
平川 秀樹
(株)東芝
-
田中 克己
(株)東芝iバリュークリエーション社
-
田中 克己
(株)東芝総合研究所
-
野上 宏康
(株)東芝 研究開発センター
-
田中 克己
(株)東芝
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