正方行列上に一様に整数を配置する方法の提案とディジタルハーフトーニングへの応用
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概要
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本論文では, n×nの正方行列上に0からn^2-1までの整数をなるべく一様に配置する問題を考える.一様性を評価するためにディスクレパンシに基づいた基準を導入する.すなわち, k×kの領域上での要素の和に注目し, その最大値と最小値の差をディスクレパンシとして定義する.nとkが共に偶数ならばディスクレパンシを0にする方法が知られている.本文では, nが奇数, k=2という基本的な場合について, ディスクレパンシを2nにまで下げられることを示す.これは, 従来の限界4nを改良したものになっている.数学のラテン方陣や魔方陣の理論で展開されている基本的な考え方をヒントとしている.この問題はディジタル・ハーフトーニングと密接な関係がある.低ディスクレパンシの行列を構成することができれば, オーダードディザ法の性能を向上できることが期待できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-17
著者
-
浅野 哲夫
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
浅野 孝夫
中央大学理工学部情報工学科
-
崔 舜星
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
浅野 哲夫
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
菊地 洋右
(株)科学技術振興機構今井量子計算機構プロジェクト
-
宋 少秋
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
橋間 信也
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
菊地 洋右
科学技術振興機構, 今井量子計算機構プロジェクト
-
浅野 哲夫
北陸先端科学技術大学院大学
-
崔 舜星
石川職業能力開発短期大学校
-
崔 舜星
北陸先端科学技術大学院大学
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