MAX SATに対する新しい3/4-近似アルゴリズムとより高性能な近似アルゴリズム
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概要
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MAX SAT(最大充足化問題)は,節の集合Cと各節C∈Cに対する非負の重みw(C)の対(C,w)で入力が規定され,X={x_1,x_2,…,x_n}をCの節に現れる変数の集合としたとき,各変数x_i∈Xに対して,真偽割当をして,満たされる節の重みの総和を最大にする問題である.この論文では,Goemans-Williamsonによって提案されたLP緩和法に基づく近似アルゴリズムを検討し,より一般化した新しい3/4-近似アルゴリズムを与える.さらに,Feige-GoemansのMAX 2SATアルゴリズム,Karloff-ZwickのMAX 3SATアルゴリズムおよびZwickのMAX SATアルゴリズムと適切に組み合わせることにより,MAX SATに対するより高性能な近似アルゴリズムが得られることを示す.より具体的には,MAX 2SATとMAX 3SATアルゴリズムと組み合わせて0.7846-近似アルゴリズムが得られること,およびMAX SATアルゴリズムと組み合わせると現在最高性能の.7977の近似率を上回る.8331-近似アルゴリズムが得られることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-11-08
著者
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