制約されたメモリ上での2値画像処理の技法
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概要
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画像処理における基本的な処理には様々なものがある.たとえば,2つの画素が同じ連結成分に属するかどうかを判定する問題や,任意に指定した連結成分に属するすべての画素を列挙する問題や,2つの2値図形が同じかどうかを判定する問題などを挙げることができる.作業用のメモリを十分に取ることができるなら,これらの問題に対して効率のよいアルゴリズムを考えることは難しくない.本論文では,2値画像に関するこれらの基本的な問題に対して作業用メモリが限定されている場合にも効率の良いアルゴリズムを提案する.本論文では入力2値画像は読み出し専用のビット配列で与えられるものと仮定し,さらに作業用には定数個のポインタあるいはカウンタしか使えないものとする.このような厳しい制約の下でも,本論文のアルゴリズムの計算時間はO(a+b log b)である.ただし,αは画像の面積(画素数)であり,bはすべての連結成分の周囲長の総和である.
- 2010-05-12
著者
-
浅野 哲夫
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
浅野 孝夫
中央大学理工学部情報工学科
-
浅野 哲夫
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
べレグ セルゲイ
テキサス州立大学ダラス校計算機科学科
-
ブゼール リリアン
パリ東大学
-
カークパトリック デビッド
ブリティッシュコロンビア大学計算機科学科
-
ブゼール リリアン
パリ東大学:labinfo-igm
-
浅野 哲夫
北陸先端科学技術大学院大学
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