運動特徴と形状特徴に基づいたジェスチャー認識と手話認識への応用(<特集>次世代ヒューマンインタフェース・インタラクション)
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概要
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意志や感情の伝達においては, 言語以上に非言語的手段によるところが大きいといわれる.身振り手振りなどのジェスチャーはその代表的なものであり, 日常の対話において自然に現れるばかりでなく, 言語障害者あるいは言葉の通じない異国人に間の会話では主要なコミュニケーション手段となっている.ジェスチャーは, 主に手腕部の運動形態と手の形状によって表されると考え, データグローブ, ポジションセンサおよび小型3次元加速度センサを用いて, 5指の屈曲, 空間的な手の配置, 腕のダイナミカルな動きを検出し, それらを統合することによってジェスチャー認識を行った.各センサから得られる計測データをもとに特徴パラメータを抽出し, パターン間の距離を計算することによってジェスチャー認識を行う.ジェスチャーの形状ばかりでなく手腕部の運動のダイナミクスを考慮することにより, 従来手法に比べてより多くのジェスチャー認識が可能となったばかりでなく, 従来より問題となっていたジェスチャーの始まりと終わりの検出もロバストに行うことが可能となった.さらにジェスチャーによる柔軟なヒューマンインタフェース実現に向け, 実時間手話単語認識システムへと拡張するとともに, 手話単語データベースの構築を進めている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-05-15
著者
-
澤田 秀之
香川大学 工学部 知能機械システム学科
-
松島 俊明
東邦大学理学部情報科学科
-
橋本 周司
早稲田大学理工学術院 先進理工学研究科
-
澤田 秀之
早稲田大学理工学部応用物理学科
-
橋本 周司
早稲田大学
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