ハンドジェスチャ入力デバイスによる音響生成
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概要
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ジェスチャと音響, 音声は, 人間同士のコミュニケーションにおいて深いかかわりをもっている.音響の合成にはこれまでさまざまな手法が提案され実用化されてきたが, 合成のためのパラメータの扱いの煩雑さや, 波形計算時間に起因するレスポンスの悪さなどの問題点も見られる.またジェスチャは音楽演奏や音楽パフォーマンスにおいて特によく利用されており, これまでにも人間の動作により音楽演奏を制御するシステムの試みも多く見られる.ここではハンドジェスチャに着目し, ハンドジェスチャセンシングデバイスの開発とそれを用いた音響生成システムについて報告する.音響の生成には, 音源と共鳴フィルタ特性が大きくかかわっているが, これらを自由なジェスチャによってコントロールすることが可能である.ジェスチャの計測量と音響生成パラメータの対応付けには, 自己組織化マップを用いている.提案したジェスチャセンシングデバイスは, 音響生成, 制御への応用ばかりではなく, 柔軟で感性的なマン・マシンインタフェースとしての利用が期待できる.
- 1998-05-25
著者
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