オンライン手書き楽譜入力システムの試作(セッション4 : 音楽ツール)
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概要
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既存の音楽ソフトの多くが採用している入力方式は,鍵盤楽器による演奏入力を利用する方式か,メニューから選んだ記号を五線上に貼り付けて行うものである.前者は鍵盤楽器の演奏に慣れていないユーザにとっては使い難く,後者は操作が煩雑で入力に手間がかかるという問題がある.筆者らは,簡単な操作で効率的に楽譜作成が出来る方式として,電子ペンによる手書き入力を利用した楽譜作成システムの研究を行っている.このシステムでは,音符,休符,付点等入力頻度の高い記号については,手書き入力したストロークの形状・位置・既入力記号との関係を調べて自動認識を行い,音部記号や調号等,入力頻度の低い記号は,記号リストから選択して五線上に貼付けて入力する.2つの入力方法の併用で,効率的に楽譜の作成を行うことができる.今回,Windows上で動作するシステムと共に,PDAで動作するシステムを試作したので報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-10-25
著者
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野口 将人
東邦大学理学部情報科学科
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松島 俊明
東邦大学理学部情報科学科
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永井 聡子
東邦大学理学部 情報科学科
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野口 将人
東邦大学理学部情報科学科:(現)シャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社
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天野 健児
東邦大学理学部 情報科学科
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