時空間画像解析による透過画像と反射画像の分離手法(一般セッション(4))

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概要

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実世界においては、窓ガラスや写真フレーム等のように反射と透過の組み合わさった物体が数多く存在している。これらはガラスの内側と外側の光源環境の違いや、見る方向やガラス材質等の違いにより、見え方が大きく変化するため、画像処理やテクスチャ獲得などにおいて大きな問題となっていた。これまで、反射と透過を分離する研究は数多く行われてきたが、屋外などのような複雑なシーンを撮影したカラー画像を、反射画像と透過画像に分離することは容易ではなかった。本論文では、等速直線運動を仮定した映像を入力とすることで、EPI解析と呼ばれる時空間画像解析手法を用いて、効率よく反射と透過を分離する手法を提案する。提案する手法を用いれば、都市などのように窓ガラスが多数あり、反射と透過が複雑に組み合わさったカラー画像を、反射画像と透過画像に分離することが出来る。
一般社団法人情報処理学会の論文
2005-03-03

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