看護学の学習初期の学生に保健婦の家庭訪問援助事例を用いて伝えた「看護とは何か」
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概要
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The purpose of this study was to find what was taught about nursing in classes that included small numbers of students' group work about a home health nursing case by a public health nurse and to discuss what is nursing in the practice of public health nurses. The students were at the initial stage of nursing education. All of the teachers had experiences of working as public health nurses. In the class the teachers prompted students to express their opinions about the nursing care in the case studied and the teachers expressed own opinions about nursing based on their experiences. The students' reports and the teachers' records in the class were analyzed. These contents were categorized. 1. Impressive scenes and incomprehensible scenes for students. 2. The nursing care in the case that teachers referred to in order to express their opinions and what they taught. 3. What the students studied about nursing. Results : All 8 teachers discussed the following opinions ; 1. Nursing care to support the establishing and the maintaining of the client's independence and problem solving by the clients, 2. Gaining the understanding of the client about the nursing care, 3. Nurse-clients relationships. Of the 79 students 72, 40, 67 students respectively chose numbers 1, 2, and 3 as impressive scenes. Of the 79 ; 57, 49, 37 students respectively chose numbers 1, 2, 3 as what they studied about nursing. Two teachers taught about the importance of care plans. Four students chose it as an impressive scene, and 13 students chose it as what they studied about nursing. Two teachers taught about nursing care based on the client's life style. More than 20 students chose it as an impressive scene, and 17 students chose this as what they studied about nursing. Furthermore, all teachers taught about family nursing. Students mentioned many scenes and opinions that included family nursing. Six teachers taught about the importance of collaboration with other health and welfare professions. Fifty-three students chose it as an impressive scene, and 14 students chose it as what they studied about nursing. A few teachers taught that all residents in the area are clients and one of the characteristics of public health nurse's practice is the long-term practice, A few students chose them as what they studied. Responding to latent needs, making an environment for practice, and heavy responsibilities of nursing were mentioned by one student each. The following opinions about nursing were taught : The basis of nursing care ; expanding the view about individuals, family, other professions, and community ; responsibility, autonomy, and the expansion of the role in society of the nursing profession. These were important basic opinions in the understanding of nursing for the students. Furthermore, it was found that the students could learn many ideas about nursing and they could notice many important points by themselves even in the initial stage of nursing education. The basis of nursing taught by public health nurses were the following ; 1. Nurse-clients relationships are sever, 2. The extent and overlapping nursing care for people in daily life, 3. Role models as independent nursing professions who expand their roles and possibilities in society.
- 岐阜県立看護大学の論文
著者
-
岩村 龍子
岐阜県立看護大学看護研究センター
-
松下 光子
岐阜県立看護大学地域基礎看護学講座
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石井 康子
岐阜県立看護大学育成期看護学講座
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石井 康子
岐阜県立看護大学
-
坪内 美奈
岐阜県立看護大学地域基礎看護学講座
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米増 直美
岐阜県立看護大学地域基礎看護学講座
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北山 三津子
岐阜県立看護大学地域基礎看護学講座
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森 仁実
岐阜県立看護大学地域基礎看護学講座
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大井 靖子
岐阜県立看護大学地域基礎看護学講座
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三浦 一恵
岐阜県立看護大学地域基礎看護学講座
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北山 三津子
長野県看護大学地域看護学講座
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岩村 龍子
岐阜県立看護大学 看護研究センター
-
坪内 美奈
岐阜県立看護大学
-
北山 三津子
岐阜県立看護大学
-
北山 三津子
長野県看護大学地域看護学分野
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