<資料>同居・別居別にみた老人介護への関わりの現状

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概要

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家族による老人の介護の条件づくりを検討するための基礎資料を得ることを目的として,人口14万の市における老人訪問指導事業の対象612世帯(612名)を対象に,家族・親族の介護への関わりをとらえ,同居・別居別に分析した。分析には担当保健婦が3か年に渡り収集した情報を基にしたが,状況を把握することのできた609世帯について検討した結果,以下のことが明らかになった。1)同居家族のいる世帯の90%において,世帯平均1.7名の同居者が介護を実施していた。2)60,70歳代の同居者は介護に関わっている率が高かった。3)同居者で介護を実施しているもののうち健康問題をもつものは26%であった。4)別居親族は53%の世帯で把握でき,そのうちの47%が介護に関わっていることが確認できた。5)同居・別居とも女が介護に関わる率が高かった。
千葉大学の論文

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