海氷域におけるペンギン研究計画 (SIPENS) 実施報告(JARE-37~41次夏隊観測)
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概要
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日本南極地域観測事業第V期5カ年計画において海氷域におけるペンギン研究観測(Sea Ice and Penguin Study; SIPENS)を実施した。研究計画は海洋研究科学委員会(SCOR)が推進する全球海洋生態系動態研究計画(GLOBEC)の一つのテーマであり, 南極科学研究委員会(SCAR)が共催する南大洋GLOBEC計画に対応したものであり, 生態系変動の指標種であるアデリーペンギンが海氷変動にどの様に応答するかを解明することを目的とした。現場実験は昭和基地の30km南, 袋浦ペンギンコロニーにおいて第37次観測隊から第41次観測隊の夏期間の観測として行った。実験においては, 海氷の年々変動, 季節変動の状況, ペンギンの潜水行動, 採餌旅行, 育雛行動の観察, 計測を行った。
- 国立極地研究所の論文
著者
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綿貫 豊
北海道大学大学院水産科学研究院
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高橋 晃周
総合研究大学院大学極域科学専攻
-
西川 淳
東京大学海洋研究所
-
佐藤 克文
国立極地研究所:(現)東京大学海洋研究所
-
内藤 靖彦
国立極地研究所
-
宮本 佳則
東京水産大学
-
加藤 明子
国立極地研究所
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市川 秀雄
北海道大学農学部博物館
-
荒井 修亮
京都大学農学系研究科
-
黒木 麻希
総合研究大学院大学極域科学専攻
-
遠藤 宣成
東北大学農学研究科
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岩見 哲夫
東京家政学院大
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沼波 秀樹
東京家政学院大
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荒井 修亮
京都大学情報学研究科
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内藤 靖彦
バイオロギング研究所
-
宮本 佳則
東京水産大学漁業工学講座
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沼波 秀樹
東京家政学院大学
-
Kato A
National Institute Of Polar Research
-
佐藤 克文
国立極地研究所
-
宮本 佳則
東京水産大学海洋生産学科
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高橋 晃周
国立極地研究所
-
加藤 明子
National Institute Of Polar Research
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