1979-1980シーズンにおける南極海海鳥の目視観察(英文)
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概要
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1979∿1980年の夏期, 南極海でオキアミの漁業調査を行った2隻の船および国際捕鯨委員会によるミンククジラの個体数調査船に海鳥の調査を依頼した。調査海域は主として63°S以南, パックアイス帯までの間で, 東西には0°E∿115°Eに及ぶ広い海域にわたった。調査は1日1回, 10分間(時刻は不定)に出現する海鳥の種類と個体数を, 南極研究科学委員会鳥類小委員会の勧告したデータシートを若干改変したものに記入することであった。今回の調査で東西に広い範囲にわたって出現した鳥は主としてこの時期に南極大陸あるいはその付近の島々で繁殖している種類であった。ナンキョクフルマカモメ, ユキドリ, マダラフルマカモメ, アシナガコシジロウミツバメなどがそれである。また亜南極の島々で繁殖しているハイイロアホウドリ, ハイイロミズナギドリもよく現れた。これらは外洋性の習性が強く, 夏にはパックアイス近辺まで南下する種類である。
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