東オングル島沿岸での氷下潜水調査報告
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1981年1月15日から31日にかけて, 昭和基地付近の3点(底質は砂地と岩場)において, 第21次南極地域観測越冬隊および第22次夏隊に参加した3名が, SCUBA(自給気潜水器)を用いた生物調査を行った。潜水回数は15回, 延べ33回・人。各回の潜水時間は約45分, 最大55分で, 最大潜水深度は18mであった。使用したドライスーツをはじめとする潜水機材は, 南極の夏季の潜水作業には十分な性能を備えていることが判明した。調査の結果, これまでトラップでは採集できなかったナンキョクツキヒガイなどのろ過食性生物を含め, 約200点の底生生物を採集した。このほか35mmカラーフィルムで約250こま, 8mmカラーフィルムで約400フィートの水中写真に生物の生態を記録し, 所期の目的を達成した。
- 国立極地研究所の論文
著者
関連論文
- 第24次越冬隊陸上生物調査報告
- 第24次越冬隊海洋生物(BIOMASS計画2年次)観測報告, 1983/84
- 1983/84昭和基地周辺定着氷下のクロロフィルα現存量と環境条件の季節変化(英文)
- JARE-39, -40「しらせ」航路に沿った夏季南大洋インド洋区における 表層水中の動物プランクトン現存量
- 自然環境下でヒラメの行動の連続記録を可能とする加速度データロガー(平成15年度日本水産学会論文賞受賞)
- 海氷域におけるペンギン研究計画 (SIPENS) 実施報告(JARE-37~41次夏隊観測)
- 南極エンダービーランド・アムンゼン湾におけるアデリーペンギンの集団繁殖地の分布と繁殖数(英文)
- 胃内温変化から見た産卵期アカウミガメの摂餌
- 奥氷河岩・白瀬氷河上湖の採水調査
- 海洋生物の回遊環境履歴解析
- イルカのソナーによる探索距離
- アイスアルジーのディアディノキサンチンサイクル
- アイスアルジー光合成系の光強度変化
- バイオ・ロギング技術による新たな海洋研究の展開
- 2. データロガーによるサケの沿岸での遊泳行動(超小型記録装置による魚類の遊泳行動研究 : 現状と展望)
- 第25次南極地域観測隊夏隊報告1983-1984
- マイクロデータロガーと海洋生物研究
- マイクロデータロガーによる自然環境下におけるヒラメの行動解析
- 第27次越冬隊陸上生物調査報告(1986-1987)
- 1988/89年夏季,南極キングジョージ島長城基地での日中共同観測
- 1979-1980シーズンにおける南極海海鳥の目視観察(英文)
- 外国共同研究報告-南極プリッツ湾での日豪海洋生物共同調査, 1992
- 南極リュッオ・ホルム湾における海水と海氷中の珪藻, およびそれらの底質中での保存
- 昭和基地付近における2ケ所のアデリーペンギンルッカリーにおけるペンギン個体数の変動(英文)
- 1994年初春及び初夏の南極昭和基地周辺の定着氷下で採集された沈降粒子の組成
- 40. 昭和基地付近及びブライド湾で採集されたベッコウタマガイ科貝類の分類学的研究(平成 2 年度日本貝類学会総会研究発表)
- 1990年3月,ボフォート海海氷域での海洋生物調査報告
- 昭和基地周辺で採集された魚類のリストおよび検索表
- 「ふじ」航路(1980/81)における南大洋表面海水中のクロロフィルα分布(英文)
- 昭和基地沿岸定着氷域におけるアイスアルジーおよび植物プランクトンの基礎生産量の見積もり(英文)
- 夏季に南極昭和基地周辺定着氷域で発生した繊毛虫Mesodinium rubrumの赤潮とその光合成活性〔英文〕
- 1983/84年春季および夏季の昭和基地周辺定着氷域における基礎生産力〔英文〕
- 1983/84年南極昭和基地周辺のアイスアルジ-現存量の季節変化〔英文〕
- 南極リュツォ・ホルム湾におけるIce Algae の氷下観察(英文)
- 東オングル島沿岸での氷下潜水調査報告
- 南極海氷中に見出された中心目珪藻群(英文)
- 南極海の夏季パックアイス帯外周域における海鳥類の分布
- コロニーでのアデリーペンギンのカウント:季節変化と年変化
- 1980年の昭和基地周辺の海面の凍結過程
- 北極海海氷域における基礎生産とエネルギー移動の時系列的変動の研究(PREFLA計画)(英文)
- キタゾウアザラシの長期潜水記録(英文)
- AVHRR可視・近赤外画像による海氷密集度の算出(英文)
- 産卵期アカウミガメの潜水様式と遊泳海域の環境〔英文〕
- フロント付近におけるアカウミガメの深い潜水行動〔英文〕
- アカウミガメの潜水行動に見られる概日リズムと海洋環境変動によるその乱れ〔英文〕
- 産卵場付近におけるアカウミガメの回遊経路の推定〔英文〕
- 北海道東部沿岸におけるゼニガタアザラシの生息数とその現状
- 海洋におけるキタゾウアザラシのエネルギ-必要量〔英文〕