第28次南極地域観測隊越冬隊報告1987-1988
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第28次南極地域観測隊越冬隊は37名により構成された。うち29名は昭和基地において越冬観測に従事し, 残り8名はあすか観測拠点において初の越冬観測を行った。あすか観測拠点における活動はすでに別に報告されているので, ここでは昭和基地における活動を報告する。昭和基地の活動は1987年2月1日, 基地を引き継いでより, 1988年1月31日まで続けられた。その間, 定常観測のほかに今次隊から開始する2つの長期にわたる研究観測計画を発足させた。すなわち気水圏系による「南極における気候変動に関する総合研究」と生物・医学系による「陸上生態系構造の研究」とである。そのほか宙空系によるオーロラ観測や雪氷・地学系によるテレメトリーによる地震観測も実施された。また設営面では通常の基地を維持する活動のほか, 基地の整備にも努めた。1986年10月以降無人となったみずほ基地の維持にも努め, 発電施設などの保守, 点検も実施した。
- 国立極地研究所の論文
著者
関連論文
- セールロンダーネ山地における生物調査(英文)
- ラングホブデ雪鳥沢における生態系研究の調査報告(英文)
- 南極昭和基地周辺の土壌呼吸 2. 西オングル島の地表面から放出されるCO2量の推算(英文)
- 1988/89年夏季,南極キングジョージ島長城基地での日中共同観測
- 1979-1980シーズンにおける南極海海鳥の目視観察(英文)
- 昭和基地近くの露岩地帯で得られたダニ(英文)
- 1989/90 年夏季,キングジョージ島長城基地における日中共同観測(第2年次)
- 南極産クマムシMacrobiotus harmsworthiとセンチュウPlectus antarcticusの耐凍性
- 露岩地帯における自由生活性ダニの分布密度(英文)
- 第28次南極地域観測隊越冬隊報告1987-1988
- 第24次南極地域観測隊夏隊報告1982-1983
- 「ふじ」航路(1975-1976)における表面海水中のクロロフィル-α量