第24次南極地域観測隊夏隊報告1982-1983
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概要
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第24次観測隊は前 晋爾隊長以下45名(うち夏隊は大山佳邦副隊長以下10名)で構成され, そのほか南極条約に基づく米国人交換科学3名およびオブザーバー2名が同行した。1982年11月25日「ふじ」で東京港を出港した観測隊は, 途中オーストラリアのフリマントル港に寄ったのち, 12月末昭和基地沖の氷海に達した。12月31日昭和基地への第1便を送ったのち, 基地の北西約43km地点に達し, 空輸拠点とした。1983年1月2日から輸送を開始し, 以後好天に恵まれ, 輸送, 基地建設, 野外調査などすべて順調に進み, 1月22日昭和基地への輸送完了, 2月1日予定通り第23次越冬隊と越冬交代を行った。その後, 昭和基地西方約600kmのブライド湾に寄り, 海氷状況, セールロンダーネ山地への接近ルートなどの調査を行ったのち, 海洋観測を実施しながら帰路についた。3月11日ボートルイスに入港し, 第23次越冬隊は下船した。3月17日ポートルイスを出港し, シンガポール経由, 4月20日東京港に帰着した。
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