RussellのPeriodontal Indexの部分診査法についての研究

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RussellのPeriodontal Indexの代表的部分診査法を求める目的で, 15〜21歳の男性362名の資料について, 11種の方法を比較した。<BR>その11種は3種の半口腔法, 6種の6歯法, 2種の前歯群法より成る。半口腔法は右側法, 左側法と齲蝕調査にWHOが推薦した交互両側法で, 6歯法はの6種, 前歯群法は上下顎前歯法と上顎前歯法である。<BR>原法と部分診査法で得られる数値の差の検討から, 統計学的有意差でなかったのは3種の半口腔法とRamfjordの6歯法で, 他の方法はすべて有意差だった (表5)。<BR>原法と部分診査法の相互関係の検討で, 最高の相関係数を得たのは交互両側法, 次で左側法, 右側法, 第1大臼歯欠損時に第2大臼歯による置換を認める修正Ramfjord 6歯法, Ramfjord 6歯法, その他の6歯法, 2種の前歯群法の順であった (表6)。その相関係数の比較から, すべての半口腔法についてのそれは他の部分診査法より統計学的有意に高く, 前歯群法のそれは他のすべての方法より有意に低かった。<BR>以上から, 消費時間が最大ではあるが交互両側法が最良の部分診査法である。また, 原法と大差のない値を得ることと消費時間の節約が大きいことから, Ramfjordの6歯法と喪失第1大臼歯の代りに第2大臼歯の使用を認めるそれの修正法もかなり良い方法と結論した。
有限責任中間法人日本口腔衛生学会の論文

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