コーヒー豆の酵素処理に関する研究(第1報) : Rhizopus niveusのマンナナーゼの精製とそのコーヒーマンナンに対する作用
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概要
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Rhizopus niveusの生産するマンナナーゼの精製をおこない,その性質ならびにコーヒーマンナンに対する作用を検討して次の結果を得た. (1) 本酵素の作用最適pHは5.5,作用最適温度は40°Cであり,pH3.5〜9.0のpH域で安定であった. (2) コーヒー豆から調製したマンナンに作用させた場合,主にマンノビオース,マンノトライオース,マンノテトラオースを生成し,マンノースはほとんど認められなかった.また,マンノース6分子に対し1分子の割合でガラクトースを含んだオリゴ糖が得られた.このオリゴ糖の平均重合度は7であった. (3) 本酵素はマンノテトラオース以下のオリゴ糖には全く作用しなかった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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