コーヒー豆の酵素処理に関する研究(第2報) : Rhizopus niveusのβ-マンノシダーゼについて
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概要
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Rhizopus niveusの麩麹抽出液からβ-マンノシダーゼを精製した. (1) 精製酵素の反応最適pHは5.0であり,反応最適温度は40°であった,安定pH範囲はpH 3.0〜8.5であり,50°C以下ではきわめて安定であった. (2) 本酵素を低濃度(10-3M)の基質に作用させると加水分解の方向にのみ反応が進むが,高濃度(10-2M)の基質では転移作用が認められた. (3) 重合度2から6までのオリゴ糖の分解速度はM4=M3>M2>Mb>M6の順であった.
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