骨伝導マイクロフォンを用いた偏咀嚼の検出手法の検討
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概要
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適切な咀嚼回数で食事を摂る事は,顎骨の健全な発達に重要であるが,近年,日本人の咀嚼回数は激減している.そこで,咀嚼回数を上げるために多くの研究がされてきた.但し,咀嚼回数が適切であれば十分とは言えない.例えば,片側のみで咀嚼を行う偏咀嚼があると危険である.偏咀嚼は健全な顎骨の発達の妨げになるだけではなく,顎骨が歪み,歪みが顔を歪ませ,全身の歪みに至るとされる.とりわけ,成長段階の子どもに偏咀嚼があると,大きな問題となる.既存研究では,適切な咀嚼回数で食事する様に支援するツールもあるが,偏咀嚼については触れられていない.そこで本稿では,骨伝導マイクロフォンを用いて偏咀嚼の検出を行い,偏咀嚼の改善に資する手法を提案する.評価実験を行った結果,左右のどちらで噛んでいるかについては,約55%の正答率を得た.Although proper frequency of mastication could be very important for jawbone development, it has been radically decreasing in Japan. So there have been considerable researches to increase frequency of mastication. But it is not enough for jawbone development. For example, unilateral mastication could be a risk to health. It not only impedes the development of jawbone, but also contorts it. Consequently, it causes to distort a face and eventually twist a body in the worst. In particular, unilateral mastication on the growing children brings many troubles. In the previous work, yet the method that helps to make proper frequency of mastication has been studied, they do not deal with unilateral mastication. Therefore, we will propose the method to detect unilateral mastication by using bone-conduction microphones. In result, as for evaluating which side the participants chewed on, we gained about 55% of answer correctly.
著者
-
袴田 類
Graduate School of Engineering, Doshisha University
-
有泉 亮
Graduate School of Engineering, Doshisha University
-
金田 重郎
Graduate School of Engineering, Doshisha University
-
袴田 類
Graduate School Of Engineering Doshisha University
-
有泉 亮
Graduate School Of Engineering Doshisha University
-
金田 重郎
Graduate School Of Engineering Doshisha University
-
金田 重郎
同志社大学大学院・工学研究科・情報工学専攻:同志社大学大学院・総合政策科学研究科
-
金田 重郎
同志社大学大学院・工学研究科
-
金田 重郎
同志社大学大学院総合政策科学研究科|同志社大学理工学部
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