日本人の食用タール色素の一日摂取量調査研究
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概要
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(1)総摂取量は約0.9mg/dayであった。(2)最も摂取の多い食品群は、漬け物や果物の缶詰などの第7群で、総摂取量の60.0%を占めた。最も摂取の少ない食品群は、穀物類の第2群で、総摂取量の1.3%しかなかった。(3)最も摂取の多い色素は黄色4号(Y-4)であり、総摂取量の70.4%も占めた。その摂取量は、0.63mg/dayでADIの0.17%に相当した。最も摂取の少ない色素は、赤色105(R-105)で総摂取量の0.001%であった。(4)地域別に比較した場合、西部地域がもっとも多く、東部地域の約2倍摂取していた。(5)世代別に比較した場合、いずれの世代においても、第7群からの摂取が最も多かった。総摂取量は、成人(H3)が最も多く次いで成人(H6)、老人(H5)、学童(H4)、の順に多かった。最も摂取の少ない学童(H4)は、喫食量による影響と考えられる。成人(H6)と成人(H3)の摂取量の大きな違いからは、消費者の時代の流れに伴い食品添加物に対する意識の違いがみられたと思われる。本調査研究は、厚生省生活境衛生局食品化学課の厚生科学研究費によるものである。
- 日本食品化学学会の論文
- 1995-10-01
著者
-
矢田 朋子
武庫川女子大学薬学部
-
扇間 昌規
武庫川女子大学薬学部
-
伊藤 誉志男
武庫川女子大学薬学部
-
藤井 美樹
武庫川女子大学薬学部
-
田淵 佳子
武庫川女子大学薬学部
-
高 智美
武庫川女子大学薬学部
-
柴田 正
国立医薬品食品衛生研究所大阪支所
-
辻 澄子
国立医薬品食品衛生研究所大阪支所
-
辻 澄子
国立衛生試験所
-
柴田 正
国立衛生試験所
-
扇間 昌規
武庫川女大・薬
-
辻 澄子
医薬品食品衛生研
-
伊藤 誉志男
国衛試 大阪支所
-
飛松 佳江
武庫川女子大学薬学部
-
浜崎 奈津代
武庫川女子大学薬学部
-
田渕 佳子
武庫川女子大学薬学部
-
扇間 昌規
武庫川女子大・薬
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