希土類元素の生体影響に関する研究(第一報)ジスプロシウム, ユーロピウム, イッテルビウム及びイットリウムの生体試料からの分析法の検討
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概要
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The analytical method of 4 kinds of rare earth elements i.e. dysprosium (Dy), europium (Eu), ytterbium (Yb) and yttrium (Y) from the biological materials were investigated. 1) Three kinds of methods, i.e. atomic absorption spectrometry (AAS), flame emission spectrometry (FES) and inductively coupled plasma atomic emission spectrometry (ICP-AES) were compared. Most sensitive and reliable method was ICP-AES, so the determination of 4 kinds of rare earth elements was performed by ICP-AES. 2) Two kinds of solvent extraction methods were investigated. None of APDC-MIBK (ammonium pyrrolidinedithiocarbamate/methyl isobuthyl ketone) system nor D2-EHPA (di (2-ethylhexyl) phosphoric acid) system revealed sufficient results. 3) Dry ashing procedure was investigated for the biological materials. Recoveries of Dy, Eu, Yb and Y (25-2500 ppm added) were 44.0-96.5% for the liver, whole blood, spleen and kidney for which the ashing was complete ; contrarily, those were 35.5-78.9% for the feces and femur for which the ashing was incomplete. 4) Wet digestion method was investigated for the biological materials. Recoveries of Dy, Eu, Yb and Y were 77.6-100.7% in case of H_2SO_4-HNO_3 digestion (250 ppm added) and 85.3-100.5% in case of HNO_3 digestion (25 ppm added). The HNO_3 digestion method was better than the H_2SO_4-HNO_3 digestion method because of no CaSO_4 precipitation in the former method. Therefore, it was suggested that the best analytical method for these 4 kinds of rare earth elements from the biological materials was the combination of wet digestion method by using HNO_3 with ICP-AES.
- 公益社団法人日本薬学会の論文
- 1991-02-28
著者
-
伊藤 誉志男
武庫川女子大学薬学部
-
伊藤 誉志男
国立衛生試験所大阪支所
-
中村 優美子
国立医薬品食品衛生研究所大阪支所
-
中村 優美子
国立衛生試験所大阪支所
-
外海 泰秀
国立衛生試験所大阪支所
-
中村 優美子
医薬品食品衛研
-
金本 正文
京都光研
-
長谷川 ゆかり
国立衛生試験所大阪支所食品試験部
-
坪井 尚弘
京都光研
-
村上 喜八郎
京都光研
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