繊維状イオン交換膜を用いた有機酸センシング(センサーデバイス,MEMS,一般)

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概要

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安全・安心に生活していく上で食品衛生管理、健康管理が、迅速かつ簡便に検知できるセンサーが求められている。我々は、これまで、多孔質イオン交換膜を用いて、膜のインピーダンス変化から生体関連物質もセンシングできることを明らかにしてきた。最近では、センシングデバイスへの応用を想定して、取り扱いが簡易で安定に保管できる繊維状イオン交換膜を用いた検討をしている。今回、各種アミノ酸および乳酸に着目し、繊維状イオン交換膜で簡易的に濃度検知できるか検討した。各種アミノ酸、乳酸とも濃度に比例してインピーダンスが変化し、定量的には10^<-7>mol/lまで検知できることが明らかになった。また、アミノ酸に対するインピーダンス変化は、アミノ酸の等電位点と相関を示した。繊維状イオン交換膜は、取り扱いが容易で、迅速かつ高感度に検知できるバイオ・ケミカル・センシングデバイスへの応用が期待できる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2009-07-23

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