南極ドームふじ基地の天文観測サイト利用に関する予備調査 -夏季接地乱流層の検出及び輸送中の振動記録-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
南極中央高地は水蒸気量が極めて少なく低温で,かつ気流の乱れが少ないため,地球上で最も優れた天体観測が行える場所である可能性が高い.その調査の一環として,ドームふじ基地においてSODARによる接地境界乱流の測定を,第48次南極地域観測隊に委託して行った.2006年12月21日〜2007年1月14日の連続25日間の有効な測定データ(乱流強度,3次元風速)が得られたので報告する.太陽高度に対応した乱流層高度の明瞭な日変化が見られた.また装置輸送時に測定した加速度計の記録も合わせて報告する.
- 2008-06-30
著者
-
本山 秀明
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
高遠 徳尚
国立天文台
-
福井 幸太郎
国立極地研究所
-
福井 幸太郎
極地研・学振
-
福井 幸太郎
東京都立大学理学研究科地理学教室
-
福井 幸太郎
国立極地研究所(現:東京都立大学理学研究科)
-
福井 幸太郎
都立大学大学院
-
福井 幸太郎
東京都立大学大学院理学研究科
-
福井 幸太郎
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
本山 秀明
国立極地研究所
-
田口 真
情報・システム研究機構国立極地研究所
-
本山 秀明
極地研
-
本山 秀明
情報・システム研究機構 国立極地研究所
-
本山 秀明
北海道大学低温科学研究所
-
本山 秀明
National Institute of Polar Research
-
市川 隆
東北大学大学院理学研究科天文学専攻
-
浦口 史寛
国立天文台ハワイ観測所
-
谷口 友一郎
東北大学大学院理学研究科天文学専攻
-
村田 千紘
東北大学大学院理学研究科天文学専攻
-
高遠 徳尚
国立天文台ハワイ観測所
関連論文
- LCROSS衝突の放出物のすばる望遠鏡による地上観測(月科学の最先端と今後の展望:月はどこまでわかったのか?)
- 南極ドームふじにおける1995年から2006年の表面質量収支の特徴
- 立山周辺の雪渓--氷河の可能性をもつ御前沢雪渓 (特集 地図で楽しむ夏山)
- A108 国際極年における日本-スウェーデン南極トラバース氷床観測 : 新たな手法の導入による氷床内陸域から探る気候・氷床変動システムの解明(スペシャル・セッション「国際極年(IPY)2007-2008の成果と将来展望」I)
- 極域氷床深層コアの化学成分分析用試料の汚染除去前処理方法の検討
- 南極ドームふじ基地の天文観測サイト利用に関する予備調査 -夏季接地乱流層の検出及び輸送中の振動記録-
- A111 南極域におけるブロッキング後の総観規模場の変化とドームふじ基地の雲・降水(スペシャル・セッション「国際極年(IPY)2007-2008の成果と将来展望」I)
- カムチャッカ半島エッソ地域でのハイマツ群落内の永久凍土
- 南極半島ジェームズ・ロス島リンク台地の気温・地温特性と活動層厚の経年変化の復元
- 南極半島ジェームズ・ロス島における氷河湖決壊
- カムチャッカ半島中央部・エッソ郊外の山地斜面に分布する岩塊被覆ロウブ地形
- カムチャツカ中央部、エッソ村周辺の永久凍土環境
- スイスアルプスの永久凍土帯下限にある小規模岩石氷河の流動・内部構造・温度特性
- 然別火山群西ヌプカウシヌプリの岩塊斜面における地下氷の形成と融解
- 第1回ヨーロッパ永久凍土会議 (イタリア・ローマ) に参加して
- ネパールヒマラヤ, クンブ地域での過去30年間の山岳永久凍土の縮小
- 24pQC-3 南極氷床コアに記録された宇宙線生成核種^36Clの解析(シンポジウム 宇宙線と地球環境・生命科学放射線・量子ビーム科学のフロンティア,領域1,原子・分子,量子エレクトロニクス,放射線物理)
- 南極ドームふじ観測拠点における氷床深層コア掘削
- 南極における日本の無人気象観測 (1992 〜 1997)
- D468 南極の水循環(氷床域,雪氷圏と気候,専門分科会)
- D355 南極およびグリーンランド氷床で採取されたフィルン空気の酸素濃度とそれにより推定された地球規模の二酸化炭素収支(物質循環III)
- GPS相対測位による最近の東南極氷床の白瀬流域及びドームふじ周辺の氷床流動観測
- 沿岸からドームふじへ至るルート沿いの光沢雪面の分布特性
- 1.3.7.南極多点浅層コア解析 : 目的および最近の成果(継続)(1.3.データベース研究部門)([1]研究活動)
- A156 南極ドームふじ基地における雲・降水の観測と数値モデリング(グローバルな雲・降水システムの研究の現状と将来,専門分科会)
- S25コアのECMプロファイルと化学成分との関係
- 氷床深層掘削ドリルの開発 (III)
- 氷床深層掘削ドリルの開発 (II)
- 氷床深層ドリルの開発
- みずほ高原の大気,表面積雪中の化学成分の挙動
- B311 南極氷床への大気輸送起源の空間分布(中高緯度大気,口頭発表)
- LCROSS衝突の放出物のすばる望遠鏡による地上観測
- 第5回国際地形学会議(東京大会)に参加して
- 氷床 : 気候系の変動機構研究の提言
- 南極における無人気象観測(1993-1996)
- セールロンダーネ山地周辺の雪氷学的調査
- 融雪流出過程 I
- 積雪地帯において冬期の河川流量に地面融雪量が果たす役割〔英文〕
- 1981-1984年融雪期の放射量と気象観測資料 (観測地 幌加内町母子里)
- B364 南極・昭和基地およびドームふじ基地における降雪時の大気輸送(気候システムIV)
- クロム還元法による水素同位体比の測定法と極域雪氷試料への適用
- 極域におけるモニタリングと氷床変動 (地球温暖化--世界の動向から対策技術まで) -- (第3編 測定技術とモニタリング)
- 南極ドームふじ深層コアに記録された氷期サイクルにおける気候および陸海域環境変動
- 南極S25コア中のマグネシウムの移動について
- 南極東クィーンモードランド地域における無人気象観測(1993-1999) : 観測手法および結果
- 南極浅層コア (H72, ドーム南) の基本解析 - 測定方法および装置 -
- 霜結晶による積雪表層の安定同位体分別過程
- 南極ドームふじ基地における氷床コア掘削
- 東南極沿岸部雪氷コア中の非海塩起源硫酸イオンおよび硝酸イオン濃度の変動特性
- 1.3.6南極多点浅層コア解析 : 目的および最近の成果(1.3データベース研究部門)([1]研究活動)
- ドームふじ観測計画(1991-2007)における雪氷・気象観測の概要
- 木曽駒ケ岳高山地域における環境操作実験による温度環境と高山植生の応答
- イメージスタビライザによる光波面補償実験
- 簡便な物理探査手法を組み合わせた永久凍土の調査
- 1997年-98年冬、春期の北西グリーンランド・シオラパルクでの気象観測と降雪中の化学成分
- 補償光学系とレーザーガイド星
- 立山,内蔵助カールのプロテーラスランパートでの永久凍土調査と地表面移動量の観測
- 木曽駒ヶ岳高山帯での風食ノッチの後退とパッチ状裸地の拡大
- 立山での山岳永久凍土の形成維持機構
- 秋季晴天日における立山連峰・内蔵助カールの熱画像
- 立山, 内蔵助カールのプロテーラスランパートで観測された永久凍土クリープ
- 赤石山脈塩見岳の上部亜高山帯植生の垂直変化と帯状配列の成立機構
- インタビュー 博物館の地理学者(6)立山カルデラ砂防博物館学芸員 福井幸太郎さん
- 南極多点浅層コア解析 : 目的および最近の成果
- 1999年度極地雪氷分科会総会報告
- 国際雪氷学会シンポジウム "International Symposium on Glaciology in the International Polar Year" 報告
- 氷河? 立山, 御前沢雪渓の巨大氷体
- 第2回ヨーロッパ永久凍土会議 (2^ European Conference on Permafrost) 報告
- CliC 1^ Scientific Conference 報告
- B7巡検参加の記(第5回国際地形学会議(東京大会)に参加して)
- 地球の地形から火星を読み解く : 巨大洪水地形と氷河地形
- 立山, 内蔵助カールでの永久凍土の発見
- 立山, 内臓助カールでの永久凍土の確認
- 飛騨山脈, 立山内蔵助カールの永久凍土と岩屑地形の成因
- 2009年ネパールヒマラヤ・ヤラ氷河における氷厚探査および流動測定
- 南極における日本の無人気象観測 (1992 〜 1997)
- 地球の地形から火星を読み解く : 巨大洪水地形と氷河地形
- 富士山頂における3m深地温測定 (2008-2010年) : 永久凍土の存在確認と長期変化把握に向けて
- 平田賞を受賞して
- 南極雪中の微量元素
- ICP質量分析計による南極雪中の微量元素分析
- P408 南極氷床への対流圏大気の輸送メカニズム(ポスター・セッション)
- 天文用CCDと最近の話題 (天文学における光学技術)
- すばる望遠鏡の補償光学
- B305 南極氷床への対流圏大気輸送とSAM(AAO)の関係(中高緯度大気,一般口頭発表)
- アイスコアサンプルを対象とした蛍光顕微鏡による微生物定量方法の検討
- 317 HD142527原始惑星系円盤表層における水氷ダストの検出(原始惑星系円盤I,オーラルセッション10)
- S22-01P はやぶさ2近赤外分光計の開発現状(一般ポスターセッション2,ポスター発表)
- P014 はやぶさ2搭載用近赤外分光計の開発(ポスターセッション2)
- 301 非常に最近分裂した小惑星(1270)Daturaの自転位相ごとの反射スペクトル(微惑星と原始惑星,オーラルセッション8)
- 世界最南端の町の超小型氷河と岩石氷河
- 飛騨山脈, 立山・剱山域の3つの多年性雪渓の氷厚と流動 : 日本に現存する氷河の可能性について
- ソーラー電力セイル探査機によるトロヤ群小惑星探査および宇宙赤外線背景放射観測(月惑星探査の来たる10年:第二段階のまとめ)
- 「すばる」に見る計測と制御技術
- P314 南極内陸調査ルート上の年間涵養量と大気輸送の関係(ポスター・セッション)
- O3-02 はやぶさ2近赤外分光計NIRS3の開発状況(口頭発表セッション3(惑星探査-小天体-),口頭発表)
- カムチャッカ半島、エッソでの林床有機物層が地温や永久凍土分布に与える影響について(論説)
- D313 「北極域における積雪汚染及び雪氷微生物が急激な温暖化に及ぼす影響評価に関する研究」(SIGMAプロジェクト)の紹介(気候システムII,口頭発表)
- ソーラー電力セイル探査機によるトロヤ群小惑星探査および宇宙赤外線背景放射観測
- P3-05 はやぶさ2近赤外分光計NIRS3の運用計画(ポスターセッション3,ポスター発表)