チェスライクゲームにおける普遍的指標
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概要
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将棋,チェス,象棋(中国将棋)の3種のゲームは起源を同じくし,世界三大将棋とされている.本論文では,与えられたゲームに対して平均合法手数と平均終了手数から求められる√<B>/Dという値がチェスライクゲームにおける重要な指標となり得ることを示し,また,ゲームの歴史的変遷の過程で,この指標がある値に収束するという仮説を提案する.さらに,コンピュータプログラムによる自動プレイにより,世界三大将棋および日本の将棋類を対象として平均合法手数と平均終了手数などの統計的データを採取した.その結果,将棋類の進化的変遷において,持駒再使用ルールの付加が現代将棋に進化する上で重要な変化であることを確認した.本研究の最終目的は,ゲームの進化や発展における普遍的な法則を見出すことである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-06-24
著者
-
橋本 剛
北陸先端科学技術大学院大学
-
橋本 剛
静岡大学人文学部
-
飯田 弘之
静岡大学大学院情報学研究科
-
飯田 弘之
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
飯田 弘之
静岡大学情報学部
-
梶原 羊一郎
静岡大学
-
佐々木 宣介
静岡大学
-
梶原 羊一郎
静岡大学情報学部
-
佐々木 宣介
県立広島大学経営情報学部経営情報学科
-
橋本 剛
静岡大学
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