コンピュータ将棋におけるキラー手
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概要
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αβ法を用いた探索には,キラーヒューリスティック(キラー手)が有効に働くことが知られている.コンピュータ将棋においてはキラー手方法が数種類あって使用されているが,その性質の差異についての研究はなされてこなかった.本稿では有効率をキラー手の評価指標として用いて定量的な比較を行った.その結果,現在用いられている三つのキラー手について,パス時の最善手の有効率は局面の激しさに比例する傾向があること,直前の手に対する最善手の有効率は探索末端において高くなること,兄弟ノードの最善手の有効率は条件によらず安定した有効性を持つことが明らかになった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-03-07
著者
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