ダイナミックインフォメーション将棋のエンタティンメント性
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概要
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本稿では不完全情報ゲームのエンタティンメント性を高めるために,観戦者に対してどのように情報を提供するかについて考察する.不完全情報ゲームの一種であるDI将棋を題材として,不完全情報ゲームのエンタティンメント性を観戦者の視点から検討し,特に観戦者に提供する情報量について議論する.DI将棋の観戦者に対してアンケート調査を実施した結果,二つの見方が特徴的であることがわかった.一方はプレイヤの視点で指し手を考え展開の意外性を楽しむこと,そして,もうー方はプレイヤより多くの情報を得て指し手の良し悪しを楽しむ見方である.上級者はプレイヤより多くの情報を与えられるとこれら両方の視点で観戦を楽しめるが,初心者はプレイヤより多くの情報を与えられると観戦の魅力が大いに減少する傾向がみられた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-03-24
著者
-
橋本 剛
北陸先端科学技術大学院大学
-
作田 誠
静岡大学情報学部
-
飯田 弘之
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
飯田 弘之
静岡大学情報学部情報科学科 : 科学技術振興事業団さきがけ研究21
-
飯田 弘之
静岡大学情報学部
-
濱田 剛旭
静岡大学情報学部
-
竹歳 正史
静岡大学情報学部
-
橋本 剛
静岡大学工学部
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